●実証産業組織論の講義メモ(1)
BLPその1(1995)Econometrica
BLPその2(1999)AER
BLPその3(2004)JPE
国際経済への応用として、
Berry, Pakes and Levinsohn(1999)AER (輸出自主規制の効果)
Brambilla (2004)mimeo (関税同盟の効果)
Thomas(2005)mimeo (多国籍企業の戦略)
を紹介する予定です。
シラバスや講義ノートは登録していればオンラインで入手できるのですが、この授業はもぐりなので今のところ入手していません。そのうち登録している人に頼んで入手する予定ではあります。
とりあえず、最初の数回分については、講義の内容は
Julie MortimerのHarvardでの講義ノートでほぼ完全にフォローできると思われます。
http://www.courses.fas.harvard.edu/~ec2610/
(いつまで講義ノートがダウンロードできるかはわかりません)
静学的分析に必要なもの
(1) 需要システムについての知識
(2) 費用システムについての知識
(3) 均衡についての制度的背景についての知識
どういった種類の均衡が実現しているかどうかは制度についての知識で判断する。均衡が複数ある場合、どの均衡が現実的かを統計的に判断する方法については後の授業でカバーするみたいだ。
均衡についての知識に基づいて、
各企業の価格(もしくは数量)を
・その企業自身の状態変数(その企業の費用関数、財の性質)
・産業内の他企業の状態変数
・その他の外生変数(要素価格、財需要に影響する要因、税金など)
の関数として導出する。
次にその価格と数量に基づいて、各企業の利潤を以上の状態変数の関数として導出する。
静学モデルの前提
1 今期の価格数量)決定が来期の需要に影響しない
(ネットワーク外部性、耐久財の価格設定、共謀による価格維持などを扱えない)
2 今期の価格(数量)決定が来期のコストに影響しない
(経験による学習、生産平準化行動などを扱えない)
動学モデルの種類
1 2期モデル(参入行動の分析)
2 多期間モデルだが戦略的相互関係なし
3 多期間モデルで戦略的相互関係あり